シンガポール3日目 その2
さて、次に向かうは『リトル・インディア』と呼ばれる、インド系の人ばかりが住む区域。
近代的なビルが建ち並ぶマリーナ・ベイ・サンズ周辺とは異なる景色が見られるはず・・・!
MRT(地下鉄)に乗って『リトル・インディア駅』で降車。
(駅の外観)
時刻は14時すぎ。休憩時間なのか、会社から外に出てきた風のサラリーマンとおぼしきインド系の男性に道を尋ねて、目的地へと歩きます。
やっぱり車やバスが派手だな~と思いながら。駅は地味なのに。(←文句ばっかりw)
と、そこに見えて来た大型のスーパーマーケット。
なんだろう・・・?
目をこらしてみると、
窓が!ない!!!
のに服売ってる!!!!
これも南国ならではと言ったところでしょうか。沖縄とかだとありえるのかもしれないけど・・・降雪地帯に住む住人(私)からしてみたらちょっとありえない光景。
もう、見るものすべてが珍しいw
んでそのすぐ後ろにまたオカシイ光景が・・・
?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
洗濯物だ!!!!
うそでしょ!!!!!!
あぶねえwwwwwwwwwww
落ちたら人に刺さるぞアレ・・・と思いながらAちゃんと一緒に爆笑。
部屋干しできない事情があるんでしょうね。(でも結構な高さのマンションなんですよ)
う~~む、アバウト★
ちょっとしたことで笑ったり、驚いたり。
交差点で信号待ちをしていると・・・目の前にいた女性がインドっぽい服(サリーって言うんですっけ)を着ていて素敵!と思いパシャリ。
露出は少ないのにセクシーだな~(´▽`*)と見ていると・・・
女性が腰に手をやった瞬間。
わ~、ヘナ(インドのタトゥー)だ! ←ガイドブック見てたから知ってた
という発見があったり・・・♪
この日も気温は33度・湿度90%とかだったかなぁ。
汗はだらだら滝のように流れるし、とにかく暑いんだけど、のどかな異国の町並みを気ままに歩くのって凄く楽しいです・・・♪
その地に住む人々の生活ぶりというか、平常を見られるのが新鮮で新鮮で。
タトゥーのお店も堂々と。
読めない看板。
それにしても、時間的に(と言うか宗教的な事情?)まじで人があんまりいません。
いるとしても、だいたいみんな軒下にいる。
日差しを避けてるんだな~~と。
あ、なんか怪しいぞ。
グラビア雑誌かな?エロ本かな?って感じのお店があったり(´▽`)
そんなホンワカ気分で歩きつつも、今日も我々は19時半から滝沢歌舞伎公演を観劇するのです。
夕方にはシャワー浴びて、着替えて、メイクして・・・
一通り準備する余裕を持って ホテルに帰らなきゃいけない。となると、やっぱりそんなにのんびりはしていられません。
半ば競歩の速さになりながら探すことしばし。
あったーーーーーー!!
ドンッッッッッッッッッッ
『アブドゥル・ガフール・モスク』。1907年建造ですって。
南インドとヨーロッパの形式を融合しているとのこと(まっぷるより)。
ふむふむ。
とにかく中へ入ってみよう♪と門をくぐったところ・・・
こんな看板が。
ちょうど我々2人組の他に日本人らしき20代の男性3人組がいて、この看板に群がってました。
私は呑気に「ウェルカム」って書いてあるから入っていいんだろ♪(ざっくり)と思ったのですが・・・看板を見終わった後、どうもその男性陣が「靴を脱がなきゃダメらしいぞ」「え、ホンマ」「入ろうとしたら怒られた」とボソボソ小声で会話しているじゃありませんか。
え、そうなの?(・_・)
どうも、あの黄色い線より向こう側は裸足じゃきゃダメらしい・・・
(よく見ると黄色い線のところで靴とかサンダルが脱ぎ捨てられている)
門の側には、お祈りの時間帯じゃないから休憩してるんでしょうか。ただ椅子に腰掛けてダラーーンとしているインド人男性が何人かいます。
(門兵とかではなさそう)
どのようにして中に入ったらいいのか訊きたい。しかし、怖い(見た目が)。
”髭を生やしたインドの知らないおじさん”に話しかける勇気はない・・・(>o<)
まごついていると、日本人3人組が動き始めました。
つ、ついて行ってみよう・・・!
まず、黄色い線の外側で靴を脱ぎ、日本の神社で言う手水舎のようなところで足を清める・・・?のか、足を洗う仕草をしている3人組。
ほほう。なるほど、そうやるのか♪
と・早速まねっこしようと思ったのですが、ここで問題が。
私、ストッキング履いてました(´Д`)
え、何、ストッキング履いてる人はどうすればいいのー!?
私の胸中の叫びもむなしく、いそいそと裸足になっていく男性陣。傍らのAちゃんも裸足に。
わかんねー!誰かー!
おしえてー!!!(笑)
裸足じゃないと、インドの神様に怒られちゃったりするの~!?
椅子でダラーーンとしつつもこちらをジッと見ているインド人のおじさん達の視線が怖いんです・・・合ってる?私、合ってる?
大丈夫ですか???(プチパニック)
でも、当然ストッキングを人前で脱ぐわけにはいきません。脱げるようなところが近くにあるのかもわかんないし。
しゃーないのでもう、「ええい、ままよ・・・!」
(ストッキングが濡れるので)足に水をかけて清めるのもそこそこに、いざ、線の内側へ・・・!!
途端に、「熱い!熱い!!!!!きゃーーー!!!!」と叫びだすAちゃん。3人組も。
尋常じゃない叫びっぷりです。
え・・・?
\(◎o◎)/
そ、そうか、コンクリートの床は灼熱・・・!!
多分50度とか60度とかあるんじゃないかしら?!!
私はいいんだか悪いんだか、ストッキングのおかげでさほどでもなく。
Aちゃん「無理、歩けない!無理!!ヽ(;▽;)ノ」
男性陣「うおおおおお!!!」
彼らの叫びを傍らに写真撮影にいそしむ私(ぉぃ)
ドーーーーーーーン。
ファンターーーースティック!!!!(≧∀≦)
Aちゃん「無理!まじ無理だから避難する!!!!!」
まだ数分も経ってないんだけど屋内へ入ろうとするので(そ、そんなになのね・・・)と驚きつつ。
とは言っても、ただ立ってるだけで汗がボタボタと流れるほどには暑いので、一緒にモスクの向かいにあるビジターセンターという看板が掲げられている屋内へ。
そこは、日陰の恩恵でちょっとだけ涼しいっちゅ~程度でしたが・・・
一息(´▽`)
するとここでも3人組が「なんや、このぴらぴらした服着なきゃアカンらしいで」「あ、そーなん?」的な会話をしています。
ふむふむ♪(聞き耳ダンボ)
部屋の一角にあるハンガーに掛かっているぴらぴらの服を着ろ、ということらしく。
どうやら無料みたい。
そういうことなら、ハイッッ
ZUN★DOU
・・・・・・これ着たら体型ヤバくない?と思いながら。
てゆーか、薄い布なんですが、これを着ることでさらに体感温度が高く。。。しぬ。。。
汗を滴らせながら、モスクの中へ・・・。
そこは、まさにTVなんかで見た事のある風景でした。
広い礼拝堂にはインド様式の模様が入った絨毯が一面に敷かれ、インド人とおぼしき数名がおのおののペースで額を床につけ、祈祷している・・・
一言も発せられないような静寂。緊張感。
小学生みたいな感想だけど、「本物だ・・・」
異国の宗教文化を目の当たりにして感動する私。
TV映像を見るのとは全然違うんだなぁ。空気が。
当たり前だけど。
礼拝堂を出てからは、建築美に酔いしれます。
ここは、レディスルーム?って書いてある。
女性専用のお祈りする場所?
レディで思い出したんだけど、さっきのビジターセンターに男性用トイレしかなかったのが気になります。
やっぱり宗教上の理由なんでしょうか。
(探したら、モスクの端~のほうに女性用トイレもあったんですけどね)
3日目・終わり
4日目に続く